おぶぶのアメリカツアー

訪問地その1:コロンバス・おぶぶアメリカツアー2008


おぶぶアメリカツアー2008訪問地その1

コロンバス(オハイオ州)


2/7(木) 日本を出発、そしてアメリカ到着!

関西国際空港から、アメリカに向けていよいよ出発!


この機体が僕たちをアメリカに運んでくれる。

ついにおぶぶアメリカツアーの始まりです!

アメリカ4都市をまわる22日間の旅程、今回、あっきーとまつの2人それぞれ2個のスーツケースを持ち、100kg以上のお茶茶器とともにアメリカに行きます。

さあ、今回はいったいどんな出会いが待っているのでしょうか!?

フライトは、2/7(木)、午後1時20分日本を飛び立ち、同日7日の午前11時30分には、アメリカに着く予定。

飛行機に乗っている時間は、12時間くらい。でも日本⇒アメリカ方向は、時差の関係で出発時刻より、到着時刻のほうが少早くなるのです。

アメリカ到着!しかし、税関でお茶を没収される!!


USカスタム(アメリカ税関)のエンブレム

アメリカに着くとすぐに、イミグレーション(入国審査)とカスタム(通関)をしなければなりません。

しかし、通関の際に持ち込んだお茶の量が多すぎるということで、通関で止められてしまいました。

アメリカに着くなりいきなり丸腰にされてしまいました~。涙


お茶を奪われ、丸腰に・・・。
茫然自失のあっきー。(デトロイト空港にて)

2/8(金) ホストのお宅でティーパーティー


この日お茶会に集まってくださった皆さま

上品な雰囲気だとお茶も上品な味になる。

税関に持ってきたお茶のほとんどを没収されるも、この日は、ホストファミリーのお宅でティーパーティー。(ホストファミリーが以前に購入してくださっていたお茶でなんとか開くことができました。)

ここコロンバスには、ホンダの大きな工場があるため、日本人のご家族もけっこういらっしゃいます。

今回ティーパーティーには、日本を離れ、長いあいだアメリカで過ごす奥様たちがお集まりくださいました。


日本では当たり前のことが、いちばん興味深い。

日本にいると、あまりに日常すぎて、見すごしてしまいそうな当たり前の日本茶の魅力を、日本から遠く離れることアメリカの地でお楽しみいただきました。

去年のティーパーティーに来てくだり、それ以来、おぶぶのお茶を取り寄せてくださっているMさまには、この一年、おぶぶのお茶を楽しめるようになった喜びをお聞きすることができました。

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2/9(土) AM:ナターシャさん訪問/PM:ZEN-CHAにてイベント

戦前の日本に生まれ、そして戦後アメリカに渡ったロシア人女性:ナターシャさんを訪問


1930年生まれのナターシャさんのお宅を訪問

日本の昔ながらのお茶を飲んでいただきました。

この日は、ホスファミリーのお知り合いである、ナターシャさんというロシア人の女性を訪ねました。

ナターシャさんは、ロシア人ですが、なんと日本生まれ。

1917年、ナターシャさんが生まれるずっと前、彼女のご両親はロシア革命の難を逃れ、満州を経て日本にこられました。そしてナターシャさんは、1930年 九州・中津で生まれたのだそうです。

その後、第2次世界大戦が終わるまで、日本におられ、ご結婚されてアメリカに移られました。


60年以上むかしの写真。
そこには、戦前の日本がありました。

ナターシャさんは、今年78歳になられるそうですが、いまだに日本語・英語・ロシア語を操る才女。

僕たちとは、美しい日本語でお話くださりました。
そして、戦前・戦時中と大変な時代だったにもかかわらず、日本では楽しい想い出しかないとのことでした。

亡命ロシア人で、日本の国籍を取得することもできず、頼りのお父様もなくなり、家を焼かれ、それでも希望を失わず、家族で力を合わせ生き抜き、今、祖国ロシアではなく、アメリカ・コロンバスの地で静かな余生を過ごすナターシャさん。


ナターシャさんの部屋には、信楽焼きのたぬきや
日本の食器がたくさんありました。

どんな逆境にあっても、希望を失わず、自分を勇気づけるような出来事に気持ちをフォーカスし続けることで、自分の未来を切り開くことができるということを、とても静かに、それでいて力強く教えていただきました。

税関におさえられているため、全部の種類のお茶を楽しんでもらうことができませんでしたが、おぶぶのお茶を懐かしい味だとこのようなお茶をここコロンバスで飲めることをとても喜んでくださりました。

(税関でお茶をとられたくらいで、くよくよしていた自分に気付かせてくださいました。ナターシャさんありがとうございました!!)

ZEN-CHAにて日本茶についてのプレゼンテーションと試飲のイベント


いつもより1時間早く店を閉め、ZEN-CHAの常連客さまに向けてのイベント

かぶせ茶、抹茶、ほうじ茶などをサーブ

そして、この日の夜、去年もイベントをやらせてもらったZEN-CHAにてイベントを行いました!

今回は、ZEN-CHAの常連客さま限定のスペシャルイベントということで、一般のお客様にはクローズドで行いました。

集まってくださったお客様は、30人以上!

皆さん、日本茶にとても興味のある人ばかりで、2時間に及ぶプレゼンテーションと試飲会を最後までお楽しみくださりました。


イベントの最後に挨拶するあっきー

今でもアメリカで飲める飲料は、砂糖がたくさん入った炭酸飲料が主。しかし、それ以外の飲み物を求める人たちもだんだんと増えてきているようです。

ここに集まってくださった方は、そういった新しい嗜好を持った皆さまでした。

ただ、茶畑からそのまま持ってきた、茶がらが食べられるほどの日本茶を飲んだのは、これがはじめてだったようで、驚きと新たな味覚を感じてもらったのではないかなと思っております。

2/10(日) AM:キリスト教会にてデモ/PM:ZEN-CHAスタッフに日本茶のいれ方を伝授

世界初!?キリスト教会での日本茶のイベント


コロンバスにある教会で、礼拝のあとに小さなお茶会をしました。

教会のなかでのお茶会なので
とても静かな雰囲気♪

毎週日曜日、クリスチャンにとっては、教会に行く日。
現地に住む日本人のクリスチャンのために開かれた礼拝に参加させていただきました。

礼拝のあとに特別に時間をいただき、そこでおぶぶのお茶を飲んでいただきました。

ここに集まった人のほとんどがクリスチャンで、日本を離れて何十年にもなる方も多かったです。

この日の牧師さんも日本の方で、ケンタッキーの協会に所属し、この日の礼拝のために来てくださいました。(牧師さんは、ほうじ茶とかぶせ煎茶がお気に入り♪)

ZEN-CHAで働くスタッフの皆さんに日本茶のいれ方を伝授!


コロンバスにある教会で、礼拝のあとに小さなお茶会をしました。

教会のなかでのお茶会なので
とても静かな雰囲気♪

その夕方、きのうイベントを行ったZEN-CHAのスタッフにお茶の入れ方を指導。

集まってくれたスタッフ、オーナーのイチャンさん、その奥さんのジーンさん、
みんなとても興味を持ってくれて、明日からでもお客様にサーブできるようにと
懸命な姿に心うたれました。

あと、きのうのイベントに来てくださった特別なお客様のうちの何人かが
きょうご来店くださり、とても喜んでくれていたという話を聞きました。

2/11(月) ホストファミリーとナイアガラの滝見学(前編)


冬のナイアガラをバックにホストファミリーとともに。(右側の銀行強盗があっきー)

滝の水しぶきでまるまる半円の
虹の橋がかかっていました。

この日は、コロンバスから北に500キロ、カナダとの国境にあるナイアガラの滝に行きました。

ホストファミリーと一緒に車で六時間ほど走り、アメリカとカナダの国境を越えました。(途中、ほんの少しだけですが、フリーウェイを僕も運転させてもらいました~♪^v^)

五大湖のエリー湖からオンタリオ湖へとつづく川にあるナイアガラの滝は、日本で目にする「川」や「滝」と比べるとスケールがけた違い。(昔どこかで見た「地球の端っこから、海が宇宙にこぼれている絵」のようでした。)


凍りついた木々、ごうごうと流れ落ちる滝。

寒い日には、マイナス30度にもなるという厳寒のこの時期、水の動きが弱まるところや、滝から吹き上がった水しぶきが凍てつくようすは、なにか荘厳なオーラを感じました。

今回、お茶のイベントばかりでなく、このような観光に連れて行ってくださったホストファミリーに心から感謝をささげたいです。

ありがとうございました!

2/12(火) ホストファミリーとナイアガラの滝見学(後編)


途中のパーキングも一面真っ白。

この日は、五大湖周辺から、その南の地域が大雪に見舞われました。(コロンバスの学校は、大雪のため休校になるくらいの大雪!)

雪は、途中からフリージングレイン(地表に落ちたとたんに凍りつく危険な雨)に変わり、行き6時間で行けた道を9時間近くかけて帰ってきました。(途中に何台もスリップして立ち往生している車を横目に・・・。)

この日やっと、おぶぶのお茶を没収中の税関に提出する書類が完成。明日には、その書類を出し、何とか手元にお茶を取り戻すことができそうです。

今回の没収の一件で、税関とFDA(米国厚生省)の許可が必要なことがわかりました。
(僕たちがもって行ったお茶の量とその使用目的は、この届出を出すかどうかのぎりぎりのライン上にあったようです。)


アメリカンな切り方のピザ(一人前)。

しかし、その手続きは、非常に難解で通関業者と打ち合わせしながら、はじめての手続きということもあり、かなり手間取ってしまいました。

そんな中、サンフランシスコに住むエリーさんという方が、以前からおぶぶのお茶(抹茶:うじひかり)を楽しんでくださっていて、今回のツアーの中ではお会いできないけど、電話でお話しする約束をしていました。

そして、今、自分たちが置かれている困った状況をお伝えしたら、なんと、エリーさんは、僕たちが今いちばん必要としていた通関業者だったのです。

そしてこの数日間、コロンバスのホストファミリーやホストのお知り合いの通関業者、そしてエリーさんの多大なる協力でなんとか書類を提出するところまで進むことができました。


マックの店員ケンイチくんは、ブラジル生まれの
日系三世。日本語が通じました!

エリーさんの住むサンフランシスコとここコロンバスとは3時間の時差があり、早朝5時半から対応していただく日もありました。

エリーさん、ホストファミリーのお父さま、異国の地にてほんとに親身になって助けてくださり、ありがとうございます。

まだ、お茶は手元に戻りませんが、あと少しの辛抱で何とかなるところまできたと思います。

2/13(水) 次なる目的地:ボウルダーに向けて1000km西へ!


デンバー行きの航空券には4つの「S」が。
スペシャルセキュリティを受けなければなりません。

いよいよコロンバスからボウルダーに向けて1000km西へ移動を開始します。

初日に税関で取り上げられてしまったお茶は、まだ手元に戻らず、ボウルダーで受け取ることになりますが、きっとなんとかなるはず・・・。

綿密に立てたつもりの計画も、一つ歯車が狂ってしまうと、旅先では特に、その修正に多大なる労力や多くの人の協力が必要になることを、身を持って体験させてもらっています。

多くの人の力添えや助けがなければ何もできないふがいなさとどんどんかさんでいく出費に胸が張り裂けそうですが、これを絶対プラスにできるようにかえていくつもりです。


ホストファミリーの家の愛犬ドルチェ
ボストンテリアの子犬でキスが大好き。

ここコロンバスでは、はじめてこの地をふんだ去年とは、まったく比べものにならないほどの強い手ごたえを感じました。

また、通関のトラブルを通して、自分の甘さを痛いほど見せつけられ、多くの方の協力なしには何もできないことを知りました。

助けてくださった皆さま、本当にありがとうございました。
いつか、このご恩を返せる日が来ることを願って、旅を続けます。

多くの出会いと学びのあったコロンバスをあとにし、(お茶はコロンバスに残りますが、^^;)


再びデトロイト空港を経由し、デンバーへ。
コンコースの上を、電車が走ってる!

さあ、いよいよ、おぶぶアメリカツアー2008・第2章「ボウルダー編」の始まりです!


ほんとにお世話になりました!ぐうぜん空港にいた、イチャンさん(ZEN-CHAオーナー)も一緒に。

もし、現地でお会いできるという方がおられましたら、ぜひお会いしましょう!

こちらまでご連絡ください。
info@obubu.com


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