おぶぶNEWSバックナンバー♪

Vol.25 2004年9月28日発行

おぶぶ.com
 
朝晩がだんだんと涼しくなってきましたね。

関東では、まだ真夏日になったりしているようですが、和束町もまだまだ昼間は暑いです。

 

現在の作業は、お月見煎茶の収穫を終え、秋の碾茶の収穫&製茶で大わらわです。

2,3年前より続けている作戦を、今秋にも実施してみました。

そのおかげもあっての大わらわなのですが、その作戦とはいったい!?

 

それでは今週もおぶぶNEWSといってみましょう!

今週のおぶぶなプレゼント!
パリの人々を唸らせた抹茶
今週のおぶぶなプレゼントは、先週に引き続き、パリのグルメを唸らせた、抹茶3種(ごこう、うじひかり、おくみどり・いずれも100%和束産)を独自にブンレドした、特別抹茶『パリブレンド』(20g入り)名の方にプレゼントします。
 
今回のパリブレンドは、「ごこうのミルクのように甘い香り」、「うじひかりのさわやかな透明感」、「おくみどりの上品な味わい」と、3種の茶木のいいとこどりで作りました。
 
今週のおぶぶなプレゼントは、
 
    ジャパンブランド特別抹茶
                        『パリブレンh』(20g入り)
                                                            です。
 
締め切りは、10/1ですよ〜。みんなで応募しよー!
パリのお茶通に、「今まで飲んでいた抹茶はなんだったのだろう?」といわせた味を抽選で1名の方にプレゼントします。
 
プレゼントのお申し込みはこちら↓から
 応募は締め切りました。ありがとうございました。


■秋の作戦

生葉コンテナも満タンです!
工場の能力的には明日の夕方にはすべて製茶することが出来ます。


力丸に満載した混合肥料(肥料重量約160kg)


順調に山を登っていく力丸、とっても楽チン。


でも油断するとバランスを崩して大変なことになる


目的地に到着したら、あとは人手で肥料をまく。

今は秋の収穫まっ盛り!
現在の百姓王国は、碾茶の収穫と製茶で大忙しです。
 
実はですね、2,3年前からとある作戦を試しているのですが、今年はそのおかげで忙しさ倍増となっています!
 
百姓王国が持っている工場は、碾茶(抹茶の原料となる茶葉)用の工場なのですが、秋は、春に比べて収量がそれほど多くないので、24時間フル稼働にはなりません。
 
碾茶工場の特徴のひとつに巨大なレンガ造りの炉で茶葉を乾燥するという工程があります。このレンガ造りの炉を使用する前には、所定の温度まで炉を暖めるために大量の燃料を必要とします。24時間フル稼働にならない場合、使う前に毎回炉を暖める必要があり、そのために余計な燃料が必要になります。
 
以前より「秋に工場がフル稼働にならないのはもったいない」というは分かっていました。その対策として、2,3年前より、ある作戦を毎年実行していたのですが、今年はそれが大きく実を結びました。その作戦とは、「うちで管理している茶園以外からも生葉を集める」という作戦です。
 
僕たちが懇意にしている和束町の農家さんに2,3年前より声をかけていたのですが、今年になってハナシが和束のほかの農家さんにもどんどん広まり、想像以上の生葉(収穫した生の茶葉)が集まりました。
 
春の新茶と違って、秋に収穫する理由は2つあります。1つは、純粋に収穫・製茶して出荷するため、もうひとつは、春の新茶に向けて茶の木を剪定し、形を整えるためです。
 
一般に春の新茶に比べて、秋の煎茶は味が劣るとされます。そのため、農協などに販売しても春の新茶に比べるとかなり安くでしか買ってもらえません。
 
個人でやっている農家さんにしてみると、「たくさん収穫できない上に安くでしか売れない」、そんな状態で工場を動かしても、くたびれもうけになってしまう可能性があるのです。
 
春の新茶のために刈取りはするけれど、収穫はせずに捨ててしまう(「刈りほかし」という)ということをやっている農家さんも多いのです。
 
今回の作戦は、今までそのように捨ててしまっていた生葉を、うちの工場まで持ってきて製茶して出荷しようというものです。
 
いつもどおり、説明が長くなってしまいましたが、この作戦により集まった生葉は200トン。たぶん、秋にこれだけの数量を製茶しているのは、日本中をさがしても百姓王国以外にないでしょう。たぶん、日本一です。
 
写真はちょっと古くなってしまいましたが、9月上旬に肥料をまいているときの様子です。
 
vol23号で紹介したオリジナルブレンドの配合肥料を実際に畑にまいているところです。自分たちで配合した混合肥料を、自分たちで畑まで運んで、自分たちでまく。そして、それらの肥料を吸収して大きくなった茶葉を自分たちで収穫する。そんでもって、それをおぶぶ.comで皆さんに飲んでいただく・・・。イメージするとホントに楽しくなってきます♪(でも、毎日の作業は、泥まみれで肥料くさ〜いんですけどね。)
 
さてさて、この作業に欠かせない機械が赤い躯体とキャタピラが特徴の「力丸」です。僕たちに代わって最大200kgの重たいものを運んでくれます。
 
今回は、20kg入りの肥料を8袋も同時に運び上げてくれています。単純な機械なんで故障も少ないですが、なかなかのがんばりやさんです。
最後になってしまいましたが、この秋に収穫した茶葉で作った、まんまる『お月見煎茶』ですが、碾茶の収穫に先駆けて収穫し、25日に予約分を発送させていただきました。秋に収穫できる茶葉のもっともよい部分だけを厳選して作りました。たくさんの予約をいただき、ホントにありがとうございました!
 
そしてお伝えしないといけないのは、なんとまんまる『お月見煎茶』は、完売となりました!普通のお店であれば、大人気につき追加販売!といくところなのでしょうが、申し訳ありませんが、これっきりでおしまいです。
 
初めての試みだったので、こんなに売れると思っていませんでした。来年はもっと数量を取っておきます。相変わらずの商売ベタでご迷惑おかけします。

■まんまる『お月見煎茶』完売しました!ありがとうございました。
25日から発送開始した、まんまる『お月見煎茶』は、完売となりました。たくさんのご注文ありがとうございました。 
 
 
また来年よろしくお願いします!
  2004年秋摘み「まんまるお月見煎茶
                       100g 700円(税込735円)

■ぶぶづけ食べや〜♪
秋の作戦が予想以上にうまくいったために、春の新茶シーズンかそれ以上に忙しい毎日です。秋の場合、収穫のことに加えて、春の収穫のこともイメージしながら作業を進めなければいけません。このへんの加減がなかなか難しいところです。
 
お月見煎茶の売れ行きは予想以上のもので、もう売り切れをださんといかんようになってしまいました。相変わらず、商売ベタでご迷惑をおかけします。どれだけ売れるかを予測するのはとても難しいものですね。またも読み違えてしまいました。
 
春の新茶は、去年よりもよいものを皆様の下にお届けできるようにがんばりたいと思っています。どうかよろしくお願いします。

 
お茶作りに命をかけたおかげで、パソコンには詳しくない人たちの集まりとなってしまいました。つたない対応しかできない部分もででくると思いますが、なにとぞ、あたたかなまなざしで見守ってやってください。

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